【皇女の執事は悪魔憑き】八百屋
ブルターニュ帝国にはとある伝説がある。
『嘘か誠か、満月の夜に悪魔が下界に降り、人間に取り憑く。その悪魔は欲望のままに暴れ回り、一夜のうちに数々の国を滅ぼしたという・・・』
そんな伝説を下らないと吐き捨て一蹴する皇女のアン。
粗暴な発言をしたアンを注意する執事のルイス。
ルイスはとても口うるさくお節介で過保護、アンはわがままでひとりよがり。
そんな二人はしばしば衝突することがあった。
だが仲が悪いわけではなく、いわゆる喧嘩するほど仲が良いという関係性。
ある日のこと、アンが部屋でくつろいでいるとノックもせずに誰かが入ってきた。
そこにはいつもとは雰囲気の違うルイスの姿が...
彼は自分が悪魔であり、過去に国を滅ぼしたと説明した。
今日は満月の夜...あの伝説は本当だったんだと恐怖するアン。
アンは悪魔の手を額にかざされるとそのまま意識を失ってしまった...
目が覚めると、現在は使われていない地下倉庫に連れていかれ拘束されていた。
アンは為す術なく、自分の純な身体がルイスに取り憑いた悪魔によって穢されるのを見ているしかなった...
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