【淫欲の邪神様2-海辺の寡婦】阿白







少年は不運にも鉄道事故に巻き込まれ、
数日間、《ウオヅマス》と呼ばれる海岸沿いの孤立した小さな町に
滞在せざるを得なくなった――。
町にはどこか淀んだ、不気味な気配が満ちており、
歩みを進めるたびに、形容しがたい腐臭めいた匂いが鼻を刺した。
住民たちは皆、奇妙に歪んだ容貌と、血の気のない冷淡さを漂わせていた。
宿を探して彷徨う少年は、
ひとりの寡婦と出会い、彼女の屋敷へと招かれた少年。
彼女は町の住民とは対照的に、美しく、どこか温かみすら感じさせる女性だった。
しかし、共に過ごす時間が長くなるにつれ、
屋敷に満ちる空気は、妙に甘く、どこか淫靡で――
言葉にはできない‘魅惑’が、少年の心をゆっくりと絡め取っていく……。
――果たして、少年を待ち受けるのは一体どんな運命なのか。
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