【その後の二人の物語】杉友カヅヒロ






「体だけの関係」、そう割り切っていたはずの男が、ある夜、女の部屋を訪ねてきた。
男は今や、己の出世のために選んだ上司の娘と結婚し、息苦しい結婚生活の中にいる。
そんな彼が求めたのは、かつての気安さと温もりが残る女の場所だった。
「何を今さら」と呆れながらも、女は男を部屋に招き入れる。
酒が進むうち、女は溜め込んでいた愚痴を、まるで懺悔のように吐き出す。
酔いに任せたその無防備な姿に、男の中に抑えきれない劣情が湧き上がり、女を口説く男。
贖罪も、未来もない、ただ過去の情欲に誘われるまま、女は彼を受け入れてしまう。
そして事の後、男はすべてを「なかったこと」にするかのように、何食わぬ顔で帰って行く。
女に残されたのは、一夜の過ちと、拭いきれない虚無感。
これは、ずるい男と、弱い女が織りなす、大人の、あまりにも切ない再会の物語。
オールカラー18ページ
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