【お母さんを汚してくれて、ありがとう】一発書房

築四十年の木造アパート「木蓮荘」。
十八歳の誠一にとって、優しく貞淑な母・律子は、地獄のような困窮生活を繋ぎ止める唯一の「聖域」だった。
だが、その聖域は、獰猛な闇金業者・荒金と、上部組織の男・皆元によって無残に引き裂かれる。
わずか十五ミリの壁の向こう。
過敏な鼓膜を揺らすのは、肉と肉がぶつかり合うベチャベチャとした重い水音、そして――聞いたこともない母の「女としての濡れた喘ぎ声」だった。
激しい憎悪と絶望に苛まれながらも、誠一の肉体は母の屈辱を糧にするように猛り立ち、その「堕落の記録」をスマートフォンで録音し始める。
男たちによって完全に快楽の奴●へと作り替えられていく母。
最後の一線を前に、誠一は公的機関の手を借りて、邪魔な男たちを冷酷に排除する。
残されたのは、調教され尽くし、極上の「牝」へと仕立て上げられた母と、彼女を永久に独占する息子。
誠一の胸に去来するのは、母を開発してくれた悪党たちへの、暗く歪んだ感謝の念だった。
総字数 約26,500字
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